「待つ」時間の使い方

 

「私、待つ事に決めました。でも……彼を待ってる間、何をしたらいいんですか？」

遠距離の関係になってしまう思い人についてのご相談を受けていて、彼女がぽろっとそう言いました。

自分の好きな事をやればいいですよ。それが自分を見つめ直す事にも繋がりますから。

冒頭の質問が出た時点で、もう彼女の中ではやるべき事が分かっているんです。だからそれを後押ししただけですが、そう伝えると、彼女は納得したようでした。

この場合、彼女はポジティブな未来に思いを馳せているから、積極的な思考と行動を受け入れられたのでしょう。

では失意の底に叩き落とされたとしたら、つまり挫折を味わったとしたらどうでしょうか？　すぐに積極的になれるでしょうか？

大多数の人は感情を閉ざして、打ちひしがれてしまうでしょう。恋愛しかり、試験しかり、自分の思いが強ければ強いほど、喪失感、無力感を抱いてしまいますよね。

いずれ時間が解決してくれる。確かに一理あります。時間でしか解決できない問題もあるでしょう。

だからこそ、その時間の使い方を意識して欲しいのです。

失恋をして独りになってしまった。あの人と過ごすはずだったこれからを、私は独りですごさなければならない……

自分の為に使ってください。自分の時間が出来てラッキーだと思いましょう。

例えば大学受験に失敗したら、来年の受験の為に準備を始めるか、諦めて他の進路を選ぶかですよね。受験失敗の傷が癒えるまで俯いていても、次の試験はパスできません。つまり何も解決しないのです。

もし思いがけず時間に穴が開いてしまったら、あなたの人生の目的の為に、その時間を有意義に使うんです。次に出会うであろう誰かの為でもいいし、セカンドキャリアの為でもいい。誰かの笑顔の為に頑張るのだって素敵な事です。

あなたの目の前にある時間は、他の誰かが手にしたかった可能性なのです。

ここまで意識できれば、自分自身は幸運だと思えるはずです。幸運を掴めている自分自身を誇りに思って褒めましょう。幸運なあなたなら、この先きっとうまく行きますよ。

さて、幸運ついでに冒頭の写真ですが、期せずして縁結びと商売繁盛の神様から労いを賜りましたので、みなさんにもお裾分けです。この写真をヒントにこの社を探し当ててみるのも一興かもしれません。都内にある知る人ぞ知る神社です。

 

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