寒川神社にて
今週のお題「最近あったちょっといいこと」
少し早いですが、一年間の感謝を込めて、相模国一宮、寒川神社へ古い御札を納めてきました。
というのも、引き出しを整理していたら、一枚のハガキが出てきたからです。
ご祈祷を受けると頂けるのですが、年の初めに受けてから今まですっかり忘れていました。
なので、納札も兼ねて参拝したのです。
大勢の参拝客で混んでいて、駐車場の混み具合はコロナ前に戻ったような賑わいです。
拝殿での参拝を終えて、本殿の裏手の神苑へ入ると、ちょうど声を掛けられました。
なんでも11時から石舞台で神楽と雅楽の奉納があるとのこと。
よろしければご覧下さいと言われたら、よろしくもよろしくないも、是非もなく。五分後には始まってしまうではないですか。
池の畔に席が設えてあり、腰を掛けてすぐに神楽が奉斎されました。もちろん、神楽も雅楽も神職の方の奉送です。
難波神楽の四方拝(年初の宮中祭祀で天皇陛下が行う)と剣の舞(魔除けの意味を持つ)。雅楽は越天楽(結婚式でおなじみ)が奉送されました。
また、これはうれしいハプニングというか偶然なのですが、雅楽が始まろうとした時に、まるで合図のように、本殿の方からご祈祷開始の太鼓が鳴り響き、奉送が終わると同時にまた本殿から太鼓が聞こえてきました。
近くの観覧者から、何かの発表会? という声も聞かれましたがとんでもない。
この「神嶽山神苑」は寒川神社の起源に深く関わりがあると伝えられる本殿裏の「難波の小池」という聖域を取り巻いているのです。いわば、この場所こそが、寒川神社のパワースポットと言っても過言ではないでしょう。これらのことからも、この場所が単なる庭園ではないとお分かり頂けるはずです。
神楽の初めと終わりに、本殿から太鼓が響いてきたのは、神様もしかと見届けている、楽しんでいるというサインに他ならないのです。私を含めて、居合わせた人間はたまたまそのご相伴にあずかれたというわけです。
そういうわけで、少し肌寒かったですが、とても有意義な時間を過ごせたのでした。
ちなみに、神嶽山神苑は12月中陣から3月上旬まで閉園となるそうですから、絶妙なタイミングでお参りしたことになります。
ちょっと良いことというより、とてつもなく運気上昇な出来事でしたので、そのお裾分けということで。