文系の人にこそ読んで欲しい「理科系の作文技術」のご紹介
大掃除をしていたら懐かしい本が出てきました。年季の入った付箋がそのままで、20数年前の記憶が蘇ってきます。
大学時代に先生から勧められた、というか、これを読んでからレポート類を書くようにと言われた教科書的な書籍です。
文系だから関係無いわーと思った貴方! 文系だからこそ必要な技術とも言えますから、騙されたと思って読んでみてください。新書で買えますしね。
この本の目的はそのタイトル通りなのですが、噛み砕けば
「筆者の情報を正確に読み手へ伝える技術」
と言えます。
研究者のみならず、ビジネスにおいても、限られた時間と紙幅の中で端的に情報を伝達できる能力は重宝されるものです。
それには読み手やペルソナを意識した上で、
- 自分が書きたい主題
- 主題に沿った起承転結
- 文章の流れは一本道
- 事実と意見は区別する
- 端的で格を正しく記述する
といったことを実践するだけで、かなり読みやすい文章が書けます。
味気ない文章が出来上がるかもしれませんが、読者が求めているのは文学者としての貴方ではないはずです。
読者は通勤通学の途中にレポートやブログにササッと目を通すだけかもしれません。そんな時、要領を得た文章だったら、ペルソナの記憶に残る可能性が多いにあるのです。
最後に本書の冒頭でも触れられている英国首相のウィンストン・チャーチルの言葉をご紹介しておきます。1940年に宰相の座に着いたチャーチルは政府当局の長らに、端的で明瞭な表現でもって報告書をまとめるよう求めています。
「私のいうように書いた報告書は(中略)荒っぽいかもしれない。しかし、時間はうんと節約できるし、真の要点だけを簡潔に述べる訓練は考えを明確にするにも役立つ」
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